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ティア長崎銅座店では長崎県吾妻町で自家採種で有機農業を続けられている
岩崎政利さんが作ったお野菜を使用しています。 |
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| 岩崎さんは有機農業に向いた種を求めていくうちに、自家採種にたどりつきました。
自家採種とは自分で種を採ること、という意味です。
種とは、野菜自らの本来の姿を種の中に残し、毎年ほとんど変わらぬ姿として伝えていくものです。
そんな野菜とは、だいたいがその地方の中で長年生きてきた、在来種や固定種なのです。
自家採種では自分が栽培した作物の中から優良な株を選び、種を採って次の播種用として使います。
えっ、これって当たり前のことじゃないの?
と思われがちですが、実際は、ほとんどの生産者が種苗会社から種や幼苗を購入して、播種・定植し栽培しています。 |
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今の市販の種は交配種が多く、その野菜から採った種からはバラバラな姿の野菜しかできません。
実際は、種苗会社が力を入れて開発した交配種が非常に収量が多く、見ばえもよく、よくそろい、日持ちもよく、耐病性もあり、つくりやすいものです。
そういう点では在来種や固定種は交配種に劣ります。
しかし、自家採種の野菜のほうが生命力が高く、食味が良いのです。 |
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| 岩崎さんは30年前に農業を始め、農薬で体をこわしたのをきっかけに、20年前に農薬や化学肥料をできるだけ使用しない有機農業に変えたそうです。
さらに17年前に自家採種にチャレンジし、今では約15種類のオリジナルの野菜を出荷されています。
「1年目はうまくできるかすごく心配だったし、実際いいものができなかった。でも2年3年とやっていくうちに少しずつ良くなっていき、4年目でやっと自信を持って種を蒔けるようになったんだ。種を残すことを考えながら野菜を育て始め、1個ずつの個体を見ていくと、1株ずつ違うんだということがわかる。
種を採って初めて野菜と会話できるのではないかと思うよ。
このことに気づいてから、農業がますます。
おもしろくなってきたんだ」と話されます。
自家採種は、不安なく種が蒔けるようになるまで4年、
その土地に定着し種が生きる、すなわち本当においしい野菜に
育つまで10年以上かかる、という気の長い仕事です。
でも毎年毎年、自分が選んで蒔いた種から
どういう野菜が育つのかを待つ、ワクワクした仕事でも
あるのだそうです。 |
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大根は秋になった9月に種をまくと、
種は大地の水分を吸って根をのばし、
地面の上に芽を出して、太陽の光と土の
栄養でぐんぐんと育っていきます。
そして寒くなる12月にはいるころから、
収穫ができるようになります。 「この長さと形がいいかな。おっ、これもいいね」
岩崎さんが種を採るための大根を選びます。 |
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選んだ大根を、岩崎さんは
別の畑に円を描くように集落の形に植えます。
こうする事で安定して採れることがわかってきました
なるべく早く植え替えた方が、
かぶも大きくなり、種子もたくさん実ります。
わたしたちが食べている大根は根の部分に
あたります。根は栄養をたくわえているので、
植え直しても枯れることはありません。
葉を切ったのは、根の栄養分が葉に取られて
弱らないようにするためです。
数ヶ月が過ぎて春になると、大根をうめた
ところから、新しい葉が出てきます。
そして花が咲き、その後さやができます。
淡い緑色のさやは、だんだん乾いて
茶色くなっていきます。
指ではさんでみても、なかなか割れません。
硬いのです。さやの中の種が十分に熟した頃、
さやを収穫して種を採ります。
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人参は夏の終わりに種をまいて、
次第に大きく育ち、寒くなると収穫がはじまります。
種を採るための人参を選び、
屋根のあるハウスの中に植え替えます。
春になると、人参は新しい葉をのばし、
茎もぐんぐんとのびて、150cmくらいになります。
小さな花がぎっしりと集まって、丸いボウルの
ような形の花も咲きます。
甘い、いい香りがあたりにただよいます。
蜜を吸いにくる昆虫たちがおしべからめしべへ
花粉を運びます。
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そうした受粉によって、種ができるのです。
昆虫は野菜にとって、
大切な働きをしているのです。
はじめは緑色をしています。
それがだんだん熟して茶色になります。
花をとってそれを手で揉むと
ぱらぱらと種が落ちてきます。
人参は一粒一粒の種のまわりに、
小さなとげのようなものがついているので、
ちくちくしますが、一生懸命こすると
だんだんきれいな種になります。
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葉を食べる野菜はたくさんあって、
菜っ葉と呼ばれています。
日本人にとってもっとも古い野菜が、
菜っ葉です。
白菜、水菜、壬生菜、小松菜、高菜などは
昔から食べられてきました。
キャベツはそれに比べると新しい野菜です。
最近では、チンゲン菜、タアサイなどの
中国野菜もよく見かけるようになりました。
菜っ葉は冬の野菜です。
寒さにあうと、味が濃く、甘みが出ます。
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菜っ葉を収穫しないでそのままおくと、
春になって花が咲きます。菜の花です。
菜の花のあとにはさやがぎっしりとついて、
その中に種ができます。
さやが乾いたら収穫します。
岩崎さんは菜っ葉の束をかかえて、
まるで赤ちゃんをあやすように、
やさしく両手であやしていきます。
「あやす」とは「種を採る」という意味です。
種採りには天気(乾燥)風が必要で
種の大きさにより風選が違います。
種を野菜から採りだしたら、
今度は風でごみをより分けます。
風の力で。何度も、何度も、、、。
そして軽いごみが飛び、重い種は下に落ちていきます。
岩崎さんは食育として、野菜本来の姿を
子どもたちにみて欲しい。
それがこれからとても大切だとおっしゃっています。
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